グチ(ニベ)の干物

外道の王様!顔は三枚目ですが、食味は良いです。

外道と言えば、このグチの右に出るものは居ないと思います。キス釣りでも外道、鯛釣りでも外道、ジギングでもたまにかかって外道扱いですね。
私はこの時期(晩秋)はこの魚だけを釣りたくて(食べたくて)、夕方に釣って帰ることがあります。
しっかり〆て氷で冷やして持って帰り、鱗とヌメリを取れば最高の食材となります。刺身はもちろん、塩焼き、フライ、干物もできます。今回は干物の作り方です。

材料

  • グチ(ニベ) 20㎝~30㎝が3匹か4匹
  • 水 2000ml
  • 塩 200g

鱗とヌメリはしっかりとる!開き方は背開きが良いです。

この魚、何かと嫌われる理由がヌメリがあって、残っていると臭みになるからです。
なので、しっかりとこのヌメリを取ることが大事です。
普通に鱗をとって、しっかり水洗いしてヌメリを取ってください。
背開きは上あごから一気に頭を開いていきます。頭の中骨側が一番固いので、その部分はハサミで切ってもOKです。開けたら、内蔵を取って血合いなどを水洗いします。

塩加減はお好みで。基本は水の量の10%から15%くらいです。

鍋(タッパでもOK)に水2000mlと塩を200g入れてよく攪拌します。
塩の量が人それぞれで、多い人だと1000mlに200gくらい入れる人もいます。
干物って塩分が高めと思われる方がいますが、料理の中では塩分は低い方です。
私はあまり塩は入れないので、2000mlに対して50gくらいしか入れません。なので食べた時はかなり薄味です。
攪拌したら、開きにしたグチを入れて、1時間くらい浸しておきます。必ず身全体が浸かるように入れてください。

しっかりと水分をふき取ることが重要です。

1時間ほど浸けたグチの水分をしっかり拭き取ります。水分があると、乾燥させるときに時間もかかり悪くなります。
干物用のゲージに入れて、冬なら1晩干せば完成します。11月だと、1日くらい干します。

焼けば香ばしい香りで美味いです。

もし、1日干しても乾いていない状態なら冷蔵庫で1日ラップをせずに入れておけば、ええ感じに水分は取れます。
干したグチをグリルで焼いて完成です。薄い場合はレモンなどの薬味を添えるのも良いと思います!
晩秋では鯛釣りの外道で30㎝クラスが結構釣れます。皆さんも、グチ狙いで沖に出てみてはいかがでしょうか。