お刺身(下処理も掲載してます。)

新鮮な魚は、刺身にしたいですね。焼酎や辛め日本酒なんかがあれば最高です。
鯛やヒラメなどの上品な白身魚は、刺身、洗い、昆布締め、カルパッチョ、漬けなど、どんな刺身料理にも合います。
鰤やハマチなどの大型青物は、腹側を刺身とし使い、背などはしゃぶしゃぶや照り焼きなどに。
カツオはポン酢で、ハガツオは刺身醤油で食べます。ハガツオはトロっとしてうまいです。
ハタやガラカブなどの根魚は、3日間ほど冷蔵庫で寝かせて食べると旨味が増します。(寝かせる前に下処理は必要です。)
今回は下処理から刺身までの手順を掲載します。

1.鱗と内蔵を取る。

鱗と内蔵を取ります。内蔵には苦玉という濃い緑色の玉がありますので、それを潰さないようにやさしく取り除いてください。
鱗と内蔵を取った後は、きれいに水洗いしてください。血合いなどはササラを使うときれいに取れます。
この時点でできる限りの血は取っておきましょう。血は臭みのもとになります。

2.3枚におろす

まずはじめに頭を取ります。エラの上あたりから胸ビレまでに包丁を入れます。鯛などの中骨は固いので、必ず軟骨の部分に包丁の刃を当てて、包丁の上の部分を軽くたたけば簡単に切れます。
3枚におろすときのコツは、中骨を刃先にあてながらゆっくりおろしていきます。
魚を押さえる側の手は少し腹側を押しつけて包丁を背に入れると、切れた側から少しずつ開いていきますのでやり易いです。
腹骨は無理して包丁で切るよりも、調理用ハサミなどを使うと綺麗におろせます。

3.サク取りして皮を引く

サク取りとは、真ん中の血合い部分を中心に背中側と腹側の2つに分離した状態を言います。
血合いの部分は煮つけにし、背中側と腹側を刺身にします。(鰤などの血合いはごま油で食べると生レバーみたいで最高!!)
サクにした後に、皮を引きますが、あまり切れない包丁を使う方がいいです。初心者の方は鯛や鰤などの少し皮が厚い魚でチャレンジしてみてください。

4.刺身にする

刺身にする場合、良く切れる包丁を使いましょう。
切るサイズは好みになりますが、私は以下を基本にしてます。
鯛やヒラメなどの白身魚:そぎ切り、ひら作り、薄作り
鰤やカツオ:ひら作り
アジやコノシロ:引き作り(やや斜めで切ると骨切もできて良い)
参考URL:刺身の切り方八種類

5.食べれる部位は全部食べてみよう!

基本的に魚は内蔵の一部を除いて料理に利用できます。
背や腹の身はもちろんですが、血合いや頭などはあら炊きや潮汁に、骨などは出汁で鍋などにも使えます。
内蔵は胃袋などは綺麗に洗って、湯通しすればホルモンみたいな味わいが楽しめます。
せっかく釣れてくれた魚です。おいしくいただきましょう!

 
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