料亭の味を再現してみたくないですか?鯛めしはそんなに難しくはありません。
「炊飯器だとできない」ってことはありません!!小さな炊飯器でもできる方法を掲載します。
今回はちょっとやさしい味付けになりますが、パンチを効かせたい人は、出汁を気持ち濃くして醤油で整えてください。
下処理は「刺身(下処理も掲載しています)」で紹介していますので、参考にしてください。
【材料】
鯛:1キロ前後の鯛の半身と骨などのアラ
お米:2合
ショウガ:1/2かけ
昆布:出汁用を1枚~2枚※昆布がなければ昆布だしでもOK
塩:少々(一つかみくらい)
白だし:100ml※白だしがなければカツオだしでもOK
氷:1個(2㎝角くらいの氷)
醤油:お好みで
1.出汁を作る準備
出汁を最初に作ります。
鍋に水1000mlに、鯛のアラと昆布を入れます。
全部入れたら、火にかけます。アラや昆布は水の状態で入れてください。
中火で温めます。
2.沸騰したら灰汁を取る
沸騰してきたら灰汁を取ります。正直、この料理で一番面倒なのはここだけです。
しっかりと灰汁取りをすることが、この料理の味を決めると言っても過言ではありません。
10分ほど火を通したあと火を止めて白だしを加え、塩で味を調えます。※ここまでできれば潮汁の完成です。
3.サクにした鯛を7㎝から10cm角くらいに切る
炊飯器に入る大きさに切ります。小さな骨がある場合は取り除きます。
4.鯛の身を焼く
グリル、またはフライパンで鯛の身を焼きます。皮に焦げ目が付くくらいでOKです。
塩をふる人もいますが、塩をふる場合はふってから10分ほど寝かせたほうがいいです。私は塩分はあまり取れないので塩はふりません。
サイズにもよりますが、グリルなら5分から7分ほどで焦げ目が付いてええ感じになります。
5.炊飯器で炊く
鯛が焼けたら、炊飯器の釜にお米と鯛、細切りにしたショウガを入れます。
出汁はガラなどをこした方がいいですが、面倒ならそのまま入れてもOKです。ただし、鱗などが入る可能性もありますので、注意してください。(お玉で出汁だけ取るのがGood!!)
出汁の粗熱が取れていれば、そのままでOKですが、粗熱がまだ残っている場合は氷を1個入れます。
全部入れたら、炊飯器のスイッチを入れて炊きます。
※出汁は合数分入れてください。余った出汁はお吸い物にどうぞ。
※写真の釜にはショウガを入れ忘れています。
※お好みで醤油(サっと一回しくらい)などを入れてください。
6.炊きあがったら、蒸らして混ぜれば完成!
炊きあがったら、30分ほど蒸らしてなじませます。
蒸らし終わったら蓋を開け、鯛の身をほぐします。ほぐしたらご飯に混ぜ込めば完成です。
通常鯛めしの場合は、まるまる1匹を土鍋で炊くのですが、骨取りなどがかなり手間です。また鱗などがあると口に入れた時に違和感があり食欲も落ちます。
この方法だと、骨取りも必要なく鱗もまったくありません。切り身の大きさで炊けるので、炊飯器も小さいものでも十分対応できます。
鯛以外にも、チヌやガラカブ、イサキなどでもおいしくできます。
皆さんも一度おためしあれぇ~。
7.沢山作ってあまったら・・・
沢山作ってしまったら、翌日に焼おにぎりなんてどうですか?
焼おにぎりでお茶漬けなんて最高です。